よくご質問頂く事項について少しお話致します。

かねこ大腸肛門クリニック

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便秘について

  便秘にはいろいろなものがあります。タイプによって治療法が違いますので注意が必要です。

(1)器質的便秘

大腸の中にがんなどがあったり癒着による通過障害がある場合です。腹痛や腹満感がおもな症状で、便意(便をしたい感じ)はあまりでてきません。治療法は手術的な方法になりま す。

(2)機能的便秘

(a)習慣性便秘

不規則な排便習慣が原因で、便意があっても排便をがまんする習慣を長期間続けてい るうちに肛門ちかくに便が来ても便意を感じなくなってしまった状態です。排便に必要な 直腸の収縮が弱くなり排便が困難になります。肛門ちかくに長時間便を貯めないことが 治療になります。浣腸が最も効果的ですが、排便習慣を正しくすることが重要です。朝 食後30分以内が腸が一番よく動くのでこれを利用して排便するようにして下さい。

(b)弛緩性便秘

大腸のなかに便が多量に溜まっていても肛門ちかくまで便を送り込む腸管運動が弱くな っている状態です。習慣性便秘が慢性化した場合や長期間腸管刺激性下剤(センナ、 アロエなど)を飲みつずけた場合などにみられます。何日も排便がなく、腹部が張っても 便意がなかなかでてきません。腹痛はあまり強くありません。水分と食物線維を大量に とることが大切ですが、これだけでは改善しないことも多いようです。このような場合には 相談にいらしていただきたいのですが、治療の要点は医療用の下剤を有効に使い、時 には大腸全体を洗浄することにより宿便を取り除き腸管運動の回復を図ることです。


症状からみた便秘の対処法

(1)便意があっても便がでない

まず浣腸を試みて下さい。だめな場合には肛門科を受診してください。

(2)腹痛があるが便意がない

腹痛が軽度の場合には浣腸を試みて下さい。排便がなく腹痛が強くなってくる時 には消化器科を受診して下さい。

(3)何日も排便がなく下剤を飲んでも効果がない

水分を大量に飲み軽い運動をしてみて下さい。常用している下剤を倍量飲むことも効果的です。少量の下剤を毎日飲むことは便秘を慢性化させる原因になります。お悩みの方は一度ご相談にいらして下さい。

(4)毎日排便はあるがスッキリしない

一度大腸の検査を受けて下さい。特に異常がない場合は水分と食物線維が足りないことが多いようです。



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